終活チェックポイント!遺影写真の原稿をどうやって選ぶか!

終活チェックポイント!遺影写真の原稿をどうやって選ぶか!

皆さま、こんにちは!今年もあすなろ通信を宜しくお願い申し上げます。

さて年が明け、2019年は新元号になります。なんという元号になるんでしょうね?想像もつきません。

元号が変わるということは、カレンダーやパソコンのプログラム、そして様々な書類などが変わっていきますが、職業柄 私がよく手にする書類「死亡診断書」にも新元号が書けるようになるんだろうと推察します。現在の死亡診断書には、Mの明治とTの大正、Sの昭和とHの平成が生年月日記入欄にあります。ちなみに明治45年生まれ=大正1年生まれの方は現在107歳になるわけですから、なかなかのご高齢です。最近ではなかなか明治生まれの方をお見掛けすることも少なくなくなりました…。それも踏まえると、恐らく新しい元号バージョンの死亡診断書にはMの文字と入れ替わりで、次の元号の頭文字が入るのではないかと(勝手に)思っています。

さて、今年最初のテーマは遺影写真についてです。

あすなろ通信に付けている変な私の写真、先月の12月号のあすなろ通信総集編で顔ばかり並んでいたアレですが、皆様からたくさんの評価をいただきます。

『巧く出来ているね~、違和感がないね』という技術的な評価や、『化粧して着替えているの?大変ね、時間かかるでしょ?』という私が変装していると思っていらっしゃる方のご意見、『尾崎紀世彦さんとのコラボいいね!』『相撲評議会の池坊さんの写真笑えるね』という題材に関すること等々です。

実はあの写真は、遺影写真を作成する技術を応用して作っています。

工程を簡単に紹介しますと、まずはじめにヤフーニュースを見て、世間が関心あるものを探していきます。相撲問題やラグビーのタックル事件、テニスの新星である大坂なおみさんやハズキルーペの舘ひろしさんなど…その時の話題に上った方です。そしてその方の、インターネットニュース等に出ているそれだ!と分かりやすい画像をダウンロードします。

次に、題材となる写真と同じような顔の向きや表情を作り、スマホで自撮りをします。この時に題材となる画像はカメラ目線になっていないものが多いので、自撮りをするときも視線を外したりして撮影します。

そしてパソコンで自撮りした画像の顔だけ(髪や輪郭も切り取ります)をパソコンの画像編集ソフトで抜き取り、ホットな話題の方の画像の上に私の顔を重ねます。

最後に、重ねた私の画像の向きや大きさを調整して、なるべく違和感がないように、且つ分かりやすくなるように顔を少し大きめにします。仕上げに題材の人物画像に合わせて明るさや肌色を調整して、私の顔の輪郭をぼやかして出来上がりです。

遺影写真を作成する時も、着せ替えや画像の拡大縮小、そして切り抜きの他に、目立たない様々な編集技術を駆使しています。

例えば原稿となるスナップの傷やほこりを除去します。お客様からお預かりするスナップ写真は、状態が悪いものも多いのです。ほこりが付着しているものや、傷や折り目が付いているものあり、そのまま拡大していくとかなり目立ってしまいます…。

それに、シミやしわなどもぼかして目立たなくしたり、写真の明るさや肌の色も元気で素敵に見えるように、若干アレンジをしたりしています。

遺影写真のことを考えた時に、実は一番重要なのは原稿の選び方です。作り手側からアドバイスさせていただきます。もしもの時の参考にして下さいね。

その1、遺影写真の原稿として使えるのはツルツルの光沢プリントです。プリントしてある写真は一般的に2種類あります。表面がザラザラしている「絹目]と、ツルツルしている[光沢]です。ザラザラの絹目を使うと拡大した時に、絹目の六角形をした粒子まで拡大されてしまいます。写真を選ぶ時にはツルツル光沢プリントを選択して下さい。

その2、自宅や介護施設などでプリントした写真は、あまり使わないほうが良いです。カメラ屋さんでプリントした写真はプロ仕様なのできれいに出力されますが、それ以外は印画紙やプリンターの性能がプロレベルではありませんので、拡大したときにどうしてもにじみやボケが目立ってしまうのです。

その3、複数人で写っている写真は、対象者の身体の前に他の方の体がかぶっていない写真を選んで下さい。対象者の後ろに人がいる場合は問題ありません。また、顔の大きさが親指の爪以上の大きさの物を選び、なるべく穏やかな表情のものを選択していただけると、良い遺影写真を作成することが出来ます。

顔の輪郭や髪の毛の濃淡、シミやしわの除去等、希望はなるべく反映出来るようにいたします。

また、あすなろ通信読者の方で生前に納得出来る遺影写真を作成したい!とか、ホットな話題の有名人とコラボ写真を作ってほしい!という方がいらっしゃいましたら、私までお声掛け下さい。

そして最後になりますが、私の新元号予想は頭文字Aで、安心して暮らせる世の中が永遠に続くように願い『安永』です。いかがでしょうか。

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