中野区周辺で「跡継ぎに苦労させたくない」「自然に還りたい」という理由で樹木葬を検討されている方が増えています。特に「宗教不問」という条件は、無宗教の方やこだわりがない方にとって非常に魅力的に映るはずです。
しかし、葬儀の現場に携わる私たち「あすなろ葬祭」の視点で見ると、広告の華やかなイメージだけで決めてしまい、後でトラブルになるケースが少なくありません。

今回は、中野区でお墓・樹木葬を探す際に必ず知っておくべき「宗教不問の罠」と「契約の真実」についてお伝えします。この記事を読めば、納得のいくお墓選びができるようになります。
1. 樹木葬は「自然葬」ではなく「埋葬」である
まず誤解されがちなのが、樹木葬=山に骨を撒く「散骨」のような自然葬であるという認識です。
日本の法律(墓地埋葬法)において、樹木葬は許可を得た墓地で行われる「埋葬」です。墓石の代わりに樹木を標識にするだけで、管理規則に縛られる「お墓」であることに変わりはありません。管理者がお寺であれば、そのお寺のルールに従う義務が発生します。
2. 「宗教不問」の甘い罠と檀家制度の現実
チラシに大きく書かれた「宗教不問」という言葉。これには「入り口は不問だが、出口(納骨後)は別」という罠が隠されていることがあります。
- 契約書類の小さな文字:「納骨後の法要は当寺院の教義に従うものとする」といった文言が小さく書かれていることがあります。
- 実質的な檀家扱い:契約時は自由でも、納骨後はそのお寺の檀家として扱われ、他宗派の僧侶を呼べなかったり、寄付を求められたりするケースがあるのです。
3. 販売代理店の情報や古いチラシに注意
中野区内の寺院墓地を紹介するホームページやチラシの多くは、お寺そのものではなく「墓地販売代理店」が作成しています。
【お墓のトラブル事例はこちらで確認】国民生活センター
注意ポイント:代理店は完売させることが目的のため、デメリットや将来的な義務(檀家関係)の説明が不十分な場合があります。また、情報が数年前のままで、現在の住職の考えと食い違っていることもあるため注意が必要です。
4. お寺にお墓を持つ=「仏弟子」になるルール
仏教界の本来のルールでは、お寺の境内に眠るということは「仏弟子(ぶつでし)」になることを意味します。お寺側は「大切に供養したいからこそ、弟子として導きたい」という思いを持っています。
この宗教的な本質を知らずに「ただの場所貸し」だと思って契約してしまうと、後のトラブルにつながります。お互いがこの認識を確認し合うことで、お墓は初めて本当の心のよりどころになるのです。
5. 後悔しないための見学チェックシート
中野区でお墓を探す際は、以下の項目を必ず現地で確認してください。
【現地確認用チェックリスト】
- 説明者は誰か?(お寺の人か、販売代理店か)
- 納骨後、他宗派の法要は可能か?
- 「檀家」としての寄付や行事参加の義務はあるか?
- 契約書に「教義に従う」という小さな記載はないか?
- 住職の人柄は信頼でき、何でも相談できるか?
お墓は一生に一度、そして世代を超える大切な買い物です。表面的な「宗教不問」に惑わされず、しっかりと対話をして選ぶことが大切です。

「あすなろ葬祭」へ
私たちあすなろ葬祭では、中野区の地域特性やお寺との付き合い方についても精通しております。お墓選びや終活で不安なことがあれば、いつでもお気軽にご相談ください。
