澄み渡る秋空の下、横浜のシンボルに見守られながら執り行われた、あるご家族の海洋散骨の様子をご紹介します。今回は、諸事情により乗船が難しかったご家族の想いにも寄り添った、新しいお見送りの形となりました。
横浜ベイブリッジを抜け、思い出の海域へ
4名のご親族様にご乗船いただき、船はゆっくりとぷかり桟橋を離れました。進む先に見えるのは、横浜の象徴であるベイブリッジ。その巨大な橋の下をくぐり抜ける瞬間は、日常を離れ、故人様を永遠の安らぎへと送り出す「境界」を越えるような、厳かで静かな時間が流れます。
心地よい海風を感じながら、船は故人様との思い出が詰まった散骨ポイントへと向かいますが、この時、船の上だけでなく、もう一つの場所からも故人様へ想いを馳せている方がいらっしゃいました。
インターコンチネンタルホテルの客室から見守る、愛の形
故人様の奥様は、あいにく体調のご都合により、船へのご乗船が難しい状況にありました。「せめて近くで見送りたい」というご家族の切実な想いを受け、今回ご提案したのは、出航場所の目の前に位置するヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテルの客室から見守っていただくという形です。
船が桟橋を離れ、速度を上げ始めるその時。客室の窓際に立ち、こちらを見守る奥様の姿が見えました。船上のご家族は大きく手を振り、奥様もまた、窓越しに精一杯の手を振り返されます。
「いってらっしゃい」「今まで本当にありがとう」
物理的な距離はあっても、その視線と心はしっかりと結ばれていました。声は届かなくとも、その場にいる全員が「家族全員で送り出している」という確かな絆を感じた、非常に温かく情緒的なひと時となりました。
すべてのご家族に後悔のないお別れを
海洋散骨は、単に遺骨を海に還すだけの儀式ではありません。故人様とご遺族がこれまでの感謝を伝え合い、前を向くための大切な区切りです。
当社では、乗船される方はもちろん、諸事情により船に乗れないご家族の想いも形にすることを大切にしています。 「足腰が不安だけれど、近くで見守りたい」「オンラインで参加したい」など、どのようなご要望でも構いません。横浜の海での散骨をご検討の際は、どうぞお気軽にご相談ください。
