みなさんこんにちは。
本日は、和ろうそくについてのお話です。和ろうそくって、一体なんでしょうか?
洋ろうそくとの違いや、仏事ではどのように使用されているのか、お話しいたします。
◆和ろうそくと洋ろうそく
日本には、大きくわけて2種類のろうそくがあります。
洋ろうそくと
和ろうそくです。
洋ろうそくは、
芯が糸芯、ろうが鉱物油でできています。
和ろうそくは、
芯が和紙とイグサでできた灯芯、ろうが植物油でできています。
大きな違いは、素材にあります。
和ろうそくは、ろうも芯も植物からできていることから、環境や人にやさしいイメージを持ちませんか?
※鉱物油とは、石油や天然ガスなどの地下資源からとられた、不純物を含む混合物の総称です。
◆和ろうそくの特徴
和ろうそくのろうは、植物からできているので、
火をつけた時に出る煤(すす)がさらりとしていて、
油煙も少なく、ろうがダラダラたれにくいことが大きな特徴です。
そのため、
家の中で使用しても、仏壇や家具を傷めにくいと言われています。
それに比べて洋ろうそくは、煤もドロドロしていて油煙も多く、仏壇を傷めやすいようです。
ろうそくの使用頻度にもよりますが、金箔仏壇の場合、和ろうそくを使用した方が、金箔の寿命が5~10年
長持ちするという話もあります。
和ろうそくは洋ろうそくに比べて値段は高めですが、仏壇のもちも考えて長い目で見ると
和ろうそくを使った方が経済的と言えるかもしれません。
また、
和ろうそくは芯が空洞になっていて、空気が絶えずろうそくのお尻の部分から供給されるので
炎が消えにくく、芯から空気が流れ出ることで、ろうそくの炎が揺れて、荘厳な雰囲気をかもしだすのが
特徴です。芯から空気が供給されることで、
洋ろうそくに比べて中心部分の炎が明るくなるのも
特徴のひとつです。
◆和ろうそくの素材を詳しく
上記でご説明しました通り、和ろうそくと洋ろうそくは
「芯」と「ろう」が違います。
一般的に
和ろうそくの芯は「和紙」、洋ろうそくの芯は「糸」と区別されています。
和ろうそくの芯は、棒に和紙を巻き付けてろうで固めたものです。
和紙でできた芯は、ろうをしっかりと吸い上げます。
さらに和紙の上からイグサの茎を巻き付けることもあります。
そうすることで芯が太くなり、炎も大きく上に伸びるのです。
イグサは別名「燈心草」とも呼ばれています。
油で明かりを採っていた時代に、イグサの茎が燈芯に使われていたことからこの名前がつきました。
和ろうそくのろうは、植物性の油脂を使用します。
ハゼの実からとった油脂や、大豆から作ったソイワックス、お米の糠を使った糠蝋(ぬかろう)、ハチの巣から取り出した蜜蝋(みつろう)などが使われています。
洋ろうそくのろうは、石油から作った化学性の油が使用されています。
この油はパラフィンと呼ばれていて、石油から分離された半透明の個体です。
クレヨンやベビーオイル、マッチに用いられます。
※ハゼの実は、ハゼノキからとれる果実で、ろうを取る目的で琉球王国の時代に本州に持ち込まれた日本にしかない植物です。それまでウルシからろうを取っていましたが、ハゼの実の実用性が高く、主原料がウルシからハゼに切り替えられたそうです。
ハゼの実はとても貴重で、ハゼの実から採った油脂だけで作られたろうそくは最も高級と言われています。

当社あすなろ葬祭では高澤ろうそくさんの和ろうそくを多数取り扱っております。
◆和ろうそくの色と形
和ろうそくの形は2種類あります。
棒型とイカリ型です。
色は朱色と白色(クリーム色)が基本です。絵ろうそくは描く絵柄に合わせて地の色が黒や青に色付けされているものもあります。
棒型の和ろうそく(写真左)は、上から下までの太さがあまり変わらないタイプです。
イカリ型の和ろうそく(写真右)は、下が細く、上の方が広がっているタイプです。
和ろうそくを仏事で使用する際には、宗派によって用いる形が異なります。
浄土真宗や浄土宗の寺院→イカリ型
禅宗(臨済宗や曹洞宗)の寺院→棒型
決して決まり事があるわけではありませんが、このような傾向にあります。
お寺さまによって、使用するろうそくの形に指定があるなど様々ですので、
法要でろうそくの準備をする機会がありましたら、お寺さまに確認してみるとよいと思います。
和ろうそくは、当社
あすなろ葬祭 中野ブロードウェイ あすなろぽうとでも販売しております。
職人さんが一本一本手描きで季節を表現した
「季節の絵ろうそく」や
菜の花を原料にした
「菜の花ろうそく」など、お仏壇を鮮やかに彩り、あたたかみのあるろうそくを取り扱っております。
どうぞ
中野ブロードウェイ・あすなろぽうとまでお気軽にお越しください。
次回は、当社
あすなろ葬祭の「火葬プラン」のご説明と、都内23区内で火葬のみをとり行うには・・・についてお話しいたします。