数年前から「おひとりさま」という言葉が世の中に浸透してきました。
主に、仕事もプライベートも充実していて、「個」が確立している独身の女性を指す言葉のようです。
しかし、おひとりさまに「老後」という言葉が付くと、だいぶ変わってきます。
生涯独身の方、離婚した方、配偶者に先立たれた方、子供や身寄りがいない方、子供や親族に頼れない方、頼りたくない方・・・
親族が誰もいないという方はまれですが、身近に頼れる配偶者や子供がいない方、男性・女性含め、様々な理由で「自分の権利や意思を任せられる人がいない」方は、「おひとりさま」と定義されると言えます。
そして「おひとりさま」には、切実な問題もあります。
健康なうちは良いのですが、老後に限らず体調を崩した時や寝たきりの状態になったら、おひとりさまはどの様にしたら良いのでしょうか。生活は?資産管理は?介護は?
そしておひとりさまがもしも亡くなったら、葬儀の手配から納骨まで誰に頼めば良いのでしょうか。血の繋がりはあっても、あまり親しくない遠い親族に、ご自分の最期をお任せすることに抵抗はありませんか?
おひとりさまにとって、いざという時に頼れる友人・知人や、サポートしてくれる会社・施設等を確保しておくことは重要だと思います。根底では人はみなおひとりさまですが、何かしら心の拠り所が必要なのではないでしょうか。
最近では、「孤独死」の問題がニュースでも多く取り上げられています。誰にも知られずに孤独で亡くなり、数日から数か月経過してから発見される。一人の人間の尊い人生を孤独死で終えるのは、寂しすぎる気がします。
私共でも、孤独死の方や、身寄りのない方の葬儀を依頼されることも多くなってきました。
あすなろ葬祭では
・もしもの際のお迎えから火葬まで
・ご自宅の遺品整理・ご処分
・委託散骨
を【おひとりさまベーシックプラン】としてお手伝いしています。
【おひとりさまベーシックプラン】の合計金額は、¥410,000(税別)です。
金額の内訳は以下の通りです。
※遺品整理・ご処分料は、2tトラック(作業員2名)+お荷物5㎥まで、荷物の多い1DK~2DKのお部屋を目安に金額を算出しています。クーラーやベッドマットレスは別途料金を頂戴します。
また、今後「みまもり契約」をおひとりさまにご提供し、何かお困りごとがあった時にはお手伝い出来るようなシステムを構築中です。おひとりさまの心の拠り所になれるよう、日々努力していきます。
おひとりさまの権利や意思を明確にし、誰かに託すツールとして、【エンディングノート】の活用もひとつの方法です。
エンディングノートとは、自分の基本情報(生い立ちから現在に至るまで)、預貯金、資産、借入金、クレジットカード、年金、保険からペット、介護、尊厳死、葬儀、埋葬まで自分自身の『おもい』を書いておけるノートです。
遺言書はなんだか難しくてなかなか書けないという方もいらっしゃいますし、もしもの際にも法的手続きを踏まえないと開封出来ませんが、エンディングノートは何度でも書き直しが可能で、もしもの際にもすぐ確認することが出来ますので、自分の『おもい』を誰かに託す際にも間違いがなく、伝えやすいと言えます。
エンディングノートは、もしもの時の備えとして書くのも一つの考えですが、今の自分を振り返り『まだまだ元気にがんばるぞ!』と思うことが出来るノートです。
【おひとりさまベーシックプラン】や【エンディングノート】についてのご相談・ご質問は、中野ブロードウェイ1F あすなろ葬祭まで。